先月までオランダとスイスを拠点にするアーティスト バティア・スーターのPALLEL ENCYCLOPEDIA #2がhibiに並んでいました。(既に完売しております)
600ページ弱のこの作品集には、山脈から始まる膨大なイメージが、彼女の直感と特定のテーマに沿って、新しい解釈、感情、物語を生み出すように流れるままに続いている。一つのイメージでは広がることのない視点が、イメージが膨大になればなるほど、様々な視点が生まれてくる様は、見ている人がまるで一連のドラマを見ているように「次は何?」と果てしない好奇心に駆り立てられる。今回ご紹介する新しいアクセサリー”Spring Ring Bracelet“もまたあらゆる解釈が連想できる。


明日からhibiのコレクションにドイツのデザイナーLisa ErtelとJennis Zellのアクセサリー”Spring Ring Bracelet“が並びます。


写真で伝わるように留め具のみを使用したブレスレット。これまで着脱するための道具として機能していた留め具は、一般的にうなじや手首の内側に位置するように、道具、代替可能なものとして、見せないものとして扱われてきた。
そんなアクセサリーの観点からヒエラルキーの低い留め具を、ブレスレット全てに使用することで、今までの機能を持ち合わせながら、一つだけ色を変えることにより装飾性も持ち合わせて製作されたのが今回の”Spring Ring Bracelet”。

素材は全てスターリングシルバー。
またサブタイトルとして”Hugs”という名称もあり、みんなで輪を繋ぐのをモチーフにして製作したそう。これを見たときに小学生の時にやっていた大縄跳びを思い出した。みんなでテンポを合わし、一致団結して大きなものを作り上げるように、このブレスレットもまたみんな(留め具)が集まってできたブレスレット。
シンプルな見た目でも、背景にセンチメンタルな要素があると愛着が湧く。

全ての留め具が着脱可能なため、どこからでも取り外しができます。また自分のサイズに合わして、留め具を減らすことも。二つ組み合わせることで、ネックレスとしても楽しめそうです。一つを、2つ3つと増やすことで生まれる新しい機能。何通りも楽しめそうなアイテムです。明日からお店でご覧いただけます。
