暦は年の瀬を迎え、連日カラフルな電飾が大通りを彩っていますが、そんな忙しなさに紛れて電飾に負けないくらいカラフルなカシミアのスカーフがベルリンから到着しました。






mell-oのヘッドデザイナー、オリヴィアが最も関心の重きに置くのが、色。数々のアートワークや自然界の配色のリサーチを経て発想した個性的なカラーコンビネーション。それらは、彼女が日本の伝統的な絞り染めにインスパイアされた手染めの手法によってネパールの職人たちによって丁寧に染色されます。そうして生まれたカシミアプロダクトたちは衣服を輝かせるだけでなく、私たちの感情や感性にも影響を与えると彼女は語ります。






mell-oがインスタグラムのフィードに時々投稿するインスピレーション。もれなくカラフル。
コンゴのファッションシーンに存在するサプールたちは、週末になると月収の何倍もするラグジュアリーブランドの洋服を身に纏い、”洋服が汚れるから争いごとはしない”という哲学のもと紳士的な素養を養っています。
一見ミスマッチのようなハイエンドな素材とカラフルなカラーコンビネーションは、限定された上流階級のためだけでなく、むしろ庶民的な生活を送る人たちの日常の中で、着用する人の内面の豊かさを深める”ハレ着”になりうる。
mell-oのスカーフを巻けば、僕らも少しはサプールたちのように背筋を伸ばして街を闊歩できそうな気がしてきます。
また、歴史の中で長らくエレガンスと紐づけられてきたカシミアと、タイダイやディップダイといったキッチュなモチーフの意外性のある掛け合わせは、クラシックなテーラーリングにカラフルなストライプを取り入れたポールスミスの革新性に似たものを感じます。
カッコつけたい時にはユーモラスな外しになり、そこまでカッコつけたくない時にはスタイリングに仄かなエレガンスを香らせる、生地同様柔軟なアクセサリー。ありそうで意外となかったと、つけたときにハッとさせられます。
元々オーバーストックしていたカシミアの糸を使って、友人へのギフトとして靴下を生産したことから始まったmell-oは、今ではスカーフやストールなど、様々なプロダクトに彼女たちの好奇心は広がっています。
大切な人への感謝を込めたギフトとしてもお勧めできるアイテムです。ぜひ店頭でご覧ください。

永田