年をとると若い時に持っていた勢いや挑戦、迸る感情、それらが徐々に洗練されていき一つの輪郭を帯びて、それぞれの個性が宿る——というのは上手い話で、人は其々が自我を持っているのかと問われると昨今の情報過多な社会では人は彷徨い続け、結局はある種のキーワードから得た得体の知れない情報に翻弄される。そしてあたかもそれが自分のものであるかのように謎の自信と根拠のない理論で自分がコピーであることに気づかず生活し続けている。


Cw monogram field jacket
こうツラツラとテキストに綴っていくとそのうちの一つなのでは不安になるし、この文章自体もどこかの本かウェブのどこにでもあるテキストのように見えてくる。そのある種の普遍性に人は身を置いていくんだなと常々感じる性分であります。



Linen sheeting wrapped pants
さて普遍性といったものはどういうものなのか、生活をする上で洋服や物を手に取っていくと段々とそれが削ぎ落とされ、普遍的なものを求めていく傾向がある。自分にはもうこの洋服は派手で着られないと一つの逃げ道として、普遍性を安易に使うと、可能性を狭める危険も孕んでいるように思う。それも含めて普遍性とは大人になるための一つのルートと解釈すると、色んなルートがある中で普遍性というのは最終地点として、また如何様にも変化できる自由自在な通り道として定義できる。



Organic cotton striped shirts
写真に映る洋服もまたある種の普遍性を持った洋服として解釈すると誰かが行き着く最終地点なのかと思う。また自由自在なものとして、プリミティブな姿勢と、スイスのアーティストでありヒーラーのエマ・クンツ的な社会に蔓延る雑念を守る衣として、古典的なものを再解釈し伝達する継承者といった普遍性の枠を超えた洋服として立ち上がってくる。
コズミックワンダーは、その具合と社会との距離を調律するチューナーを持ち合わせることで20年、30年と時を超えても魅力を放った洋服を作り続けていく。

Folk pants

Farmer denim pants

