6月終盤、6月頭から梅雨入りだとか言われてましたが、ここ数日でやっと梅雨入りした気がしますね。友人が「雨音はインスタレーションだ」と言ってたのを思い出しながら、雨の日も悪くないと思うようにしています。
さて明日からLUKA YASUKAWAの展示が始まります。流加さんとは1月にお会いしてから何度か連絡を取りあい、hibiで展示をオファーしたところ、快くお引き受けくださいました。

流加さんはこれまで行政機関の家具制作といったスケールの大きなものから、ブックフェアやレコードショップ、ワインバーの什器製作、自宅用の家具など、社会的なものから個人的なものまで、幅広く家具を製作してきました。今回hibiで展示するPedestal.の家具群は、制約があるクライアントの仕事ではない、彼自身の表現を拡張するための実験的なシリーズ。
TABF2025の企画展「PACE:65 YEARS」にて流加さんが制作した什器。
Image: LUKA YASUKAWA DESIGN
「台座」を意味するPedestalは、日本でいうところの床の間や飾り台、盆などに近いそうです。近頃のマンションや一軒家に住んでいると中々馴染みがないかもしれませんが、いわば空間の中でものをより際立たせるための媒介として機能するものというふうに捉えていいと思います。
流加さんのPedestal(台座)は、それらがどのように拡張していき、機能していくのか、これまで培ってきた構造や収まりへの考察を実験する場でもあります。空間とものを繋げる「媒介」であるはずの台が、時には主役となり、関係性を生み出していく。その大らかな態度を受け止めるように制作されています。

Pedestal.01では箱として閉じていた各面をずらすことで「台」として立ち上がり、スタッキング可能な椅子やサイドテーブルへと変容します。.02ではパルテノン神殿などにみられるオーダー(order=秩序)を引用し、ものと空間を秩序づけるための装置として。そして.10では、空間とものを繋げる装置から更に拡張し、本棚でありながら、人と人との関係性を繋いでいくベンチとして機能する作品へと発展しています。
Pedestal.01

Pedestal.02


