秋風が気持ちのいい季節になりました。つい先日まで、街中はTシャツの姿で溢れていたのがだんだんとシャツやライトジャケットも目に入り、秋だなあと嬉しい気持ちになりますね。
シャツを羽織る丁度いい季節にAlguienのシャツがお店に届きました。ご存知の方もご新規の方にも改めて。

以下Alguien HPより
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Alguienは、アート、工芸、ファッション、そして香水という複数の世界を結びつけることを目的として生まれたブランドです。
工芸とは、創造し、ものをつくり上げる行為として、また、伝統的な工場や製造技術を守り継いでいくための手段として捉えています。
コンテンポラリーアートは、このプロジェクトにおいて非常に重要な位置を占めています。インスピレーションや美的な参照元としてだけでなく、造形芸術家たちとのコラボレーションを通じても、その重要性が表れています。
私たちの哲学は、古いものと現代的なものを融合させること、そして伝統を通じて、いかに新しいものを生み出すことができるか、という考えに基づいています。
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彼らが作る主な作品は、シャツ、香水、そして彼らが原体験で接してきた櫛や画材、ベレー帽などをAlguienとコラボレーションして作ったアイテムなど。コンセプトの通り、複数のジャンルを交差しながら、それをAlguienという記号を用いることで、古いものから現代的なものまで、一つに集約し"Alguien"という新たなジャンルを創造しています。
特に今回はhibiに入荷した「Private Collection」について。彼らが制作するこのコレクションは、敬愛するアーティストの作品をシャツにトランスレートすることで、自由な創作でありながら、特に日本人からすると距離のあるアートという、概念でもあり、創造物でもある多様な意味を持った言語を、ファッション、洋服という視点から広く共有していくためのコレクションとして制作しています。またこのコレクションでは、シャツの生産は全てスペインの職人による工芸として、一つずつ丁寧に手作業を通して制作されています。アートとクラフト、ファッションを組み合わせたクリエーション。
店頭で販売しておりましたが、ありがたいことに残り一点のみになりましたので、そちらのご紹介。
"One and Three Shirt"

これは1965年にアメリカの現代アーティストジョセフ・コスースの作品「One and Three Chairs」を元にアルギエンがシャツにトレースした「One and Three Shirt」。名前のとおり、3つの異なるかたちでシャツを提示しています。実物のシャツとシャツを撮影した写真、「シャツ」という言葉の定義文が一つになった作品。
元の作品を制作したジョセフ・コスースは、1960年代のポップアートといった視覚的な「見た目」を重視した作品やミニマルアートの「もの」だけが空間に在るといった、色や形で表現する形式主義的な作品から離れて、芸術とは何なのか、またその「意味」や「構造」を通して、「考える」ことが芸術の本質ではないかというのを定義した作家です。コスースは、椅子を機に、ライトやシャベル、コートといった日常にある普遍的なものの本質を探るように、シリーズ化していきました。

Joseph Kosuth, One and Three Shirt, 1965 (MoMA ウェブサイトより)
Alguienが制作するシャツも同様にAlguienのコレクションの中で大半な位置を占める「シャツ」に焦点を当てた作品を丁寧に仕立てられた職人によるシャツを用いて制作しています。

超長綿を使用し高密度に織り上げられた上品なテキスタイル。イタリア・ベルガモ発祥のAlbiniを使用。

下着として機能していた19世紀のフォーマルなBib-front shirtを再解釈し、フロント全体が開く仕様へ。
前立てが独立したボタンには大きなシェルボタンが付属しています。

制作したシャツの写真。ファイバーマット紙を使用。

