秋分の日を過ぎてからも依然として大阪中津は夏空でしたが、先週頃から日が落ちると風当たりが心地いい季節になり、束の間の秋を感じて心を踊らせる毎日です。
最近のジャーナルではE RTのニットウェアやCOSMIC WONDERの秋冬物など季節を先取るアイテムをご紹介してきましたが、今回は今日に旬なエッセンシャルたちの到着です。

ベルギー産ヘンプと手摘みされたトルコ産のおーがにっくコットンを混紡したロングスリーブ。PistachioやChocolateのような食欲の秋を唆るスイートなカラーからClay,Cast Ironなどソリッドなカラーまで、デザイナーJokeが身の回りの情景から季節の移り変わりを繊細に捉えた色味が展開されます。

今年の春からお取り扱いを始めてから、様々なシーンで着用できるエッセンシャルとして定着しています。僕の中で後回しになりがちなベーシックウェアですが、fig.を手に取ってからはその重要性を噛み締めています。
電車や飛行機での移動着としてや、緊張感のあるスタイリングの中で空気感を壊さずに小気味いい抜け感を演出するfig.のロングスリーブは、そうそうこういうのがほしかったんだ、と着用するたび再認識させられます。
世の中には類するデイリーウェアは数あるものの、fig.のデザイナーJokeの古着に対する造詣の深さやマルチなフィルターを透過した洋服は、洋服好きの僕らにとってはやはり代替が効かないといって差し支えないでしょう。


hibiというお店の名前の由来には”罅(ヒビ)”を入れること、すなわち一度固定観念に亀裂を入れることでその再生過程で新しい感覚を取り入れる、そのきっかけになればいいなという意味が込められています。
そういう意味でもfig.のアイテムは、自分のワードローブのなかのエッセンシャルを見つめ直し、再構成するなかでアップデートを促す力を持っていると思います。

春のfig.は夏に移行するまでのインナーウェア的な立ち位置や、一枚で着用するカットソージャンパーのようでしたが、秋のfig.はシャツの上からレイヤードしてニットウェア的な位置取りをして楽しみたいと思っています。
春に手に取っていただいた方にも、まだ手にとられていない方にも、是非ともシェアしたいラインナップです。旬な季節に是非。


永田

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