TOO MUCH Magazine 10号は、建築家長坂常と彼の率いる日本の建築事務所スキーマ建築計画の特集です。決まった使い方ではなく、それが誤用や転用であろうとも多視点的で誰もが手を加えられる、変化が多様に存在する場所を、長坂常は「多人称的空間」と呼ぶ。働き方をテーマにした「WORK」シリーズの第2弾となる本号は、スキーマと1年間を共にし、国内外のスキーマ建築を訪れ、「半建築」、「多人称的空間」に触れ合いながら、彼らが既存の空間に対してどのように仕事をし、またその仕事がわれわれにどのように影響を与えるのかを探求します。池谷陸や伊丹豪らが捉えたスキーマ建築の写真と共に彼らの仕事を垣間見ることができるでしょう。
