Viscose Journal #5 Retail

Viscose journal 05: Retail
第5号の本書は、ファッションの多面的な小売(Retail)に関わる文化を探究しています。20世紀と21世紀におけるショッピングの進化を中心に据え、コミュニティとアイデンティティが商業を通じて絶えず生み出され、再構築される中心的な結びつきの場としての店舗にフォーカスを当てています。都市空間におけるファッション小売業の役割に特に注意を払いつつ、アーティストと共に、あるいはアーティストによって開発されることが多い、可能性と論議の表現手段として店舗を採用してきたプロジェクトの歴史を探ります。
イェッぺ自身は、マルセル・デュシャンの芸術作品がそれまでの商品形態へ与えた影響を美術的な視点から批評した文章を寄稿しています。
書籍のデザインは、内容に合わせて手に取るたびにくしゃくしゃになるレシート紙を連想させるような質感で作られています。