明日からツアーをします。ツアーをするといっても僕らがメインの演者ではなく、側を作ったようなものなので、ツアーをしてもらうっていう方が正しいかもしれない。hibiで取り扱いのブランドAYA YAMANAKAをメインとしたツアーAYA YAMANAKA & hibi Tour "Platform"が開催されます。

今年の1月ごろ、お店として何か新しいことができないかと考えていました。外部から誰かを招いてポップアップをするといったことは定期的に行っていたこともあり、当時取り扱いをしていたブランドのそれぞれの特徴を洗い出し、その中で何か面白いことができるのではと考えていくと、AYA YAMANAKAがその中で一際異彩を放つように光っていました。
hibiに来ている方はもうご存知かと思いますが、AYA YAMANAKAは不要になったテキスタイルをもとあった用途とは異なる方法で新たなスポットを当てるように洋服や作品へと変換する、所謂アップサイクルを一つの主軸として制作するブランドです(AYA YAMANAKAのテキストはスタッフNが上手くまとめています)。またAYA YAMANAKAは、ギャラリーやショップとのコラボレーションも多数行っており、端切れやデッドストックのどうしようもならない素材に価値を生み出していくように、場所を持っているだけでは表現しきれないもどかしい状況に、新たな発展を加えるエッセンスとして、場所とのコラボレーションを行っているように感じています。

そうこう考えているうちに、お店としてどのブランドを取り扱うのか、どのように表現していくのかと、キュレーションしていき組み合わせた店内のブランド達を、ほかの誰かに託すことで別ベクトルのシナジーが生まれるのではという、妄想が浮かび上がってきました。普段は各々が作りたいものを作ってそれを僕らの解釈で編集する、その一歩手前の作る最中に僕らのキュレーションが関与する。別注だとお店とブランドの2点しかなかったところを、面白くなりそうな2点を客観的に組み合わせていくことが、異なる新しいなにかが生まれる予感がしました。
今回はAYA YAMANAKAに僕の妄想をお願いし、hibiや系列店FOMEと親交の深いwellとAbelia Edoward Goucha、デザインチームBook Shop Boys、そしてAYAさんと親交のあるOto Kazumi Tanimotoをメインに、AYAとコラボレーションした作品を発表します。
また今回は東京、北海道、ソウル、大阪の4ヶ所で巡回します。デザインチームのBook Shop Boysはグラフィックデザインをする傍ら空間とリンクしたグラフィックを制作する面白いチームです。それをたよりに各々の会場で空間構成をお願いしています。また最終会場のhibiにて、今回のツアーの様子を含めた作品集が販売される予定です。対象となるモノが周りの構成により、変化していく様子を楽しんでもらえると思っています。

アジアツアーと言っても過言ではないhibi史上初の大規模なイベントになりました。また各地の会場には、hibiの商品も持っていき、普段とは異なるAYA YAMANAKAとhibiのアイテムとの組み合わせも楽しんでいただこうと思っています。
ツアー初日の27日には関西ソウルフードのたこ焼きを米粉で作るhodohodoにも参加していただき、オープニングパーティーも開催します。たこ焼きとペアリングできるワインも用意してくれるそうです。そんな感じで、たくさんのご参加があり、実現したイベントです。楽しみましょう。アイテムの詳細に関して、次のジャーナルでスタッフNが紹介しています。そちらも是非併せてご覧ください。
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